2017年は日本とデンマークの外交樹立150周年目
http://www.denmarkjapan150.jp/
今年、2017年は日本とデンマークの外交樹立150周年目にあたります。150年前と言えばなんと江戸時代。それ以来デンマークのデザインは日本のデザインと互いに影響しあい発展してきたのです。今年は両国の長年にわたる友好関係を祝し、全国各地でデンマークにまつわるイベントが数多く開催される予定です。日本にいながらにしてデンマークと触れ合える絶好の機会なので、ぜひお見逃しなく!
北欧・デンマークのお話
さて、今日は私たちスカンジナビアンリビングの故郷である北欧・デンマークのお話です。
日本からは毎日運航のスカンジナビア航空で成田からコペンハーゲンまで約11時間半。スカンジナビア諸国の中でもヨーロッパ大陸と地続きなのはデンマークだけです。デンマークは西ヨーロッパのエスプリが程よく北欧の長閑さと混交するコスモポリタンな雰囲気が特徴です。
福祉の充実と世界最小の所得格差のため国民の生活満足度は高く、非常に住みやすい国として知られます。みなさんお馴染みのフライングタイガー、レゴ、アンデルセン童話なども実はデンマーク生まれ。デンマーク産の豚肉もみなさんの食卓によく登場しているはずです。
日本から遠く離れた人口約570万人の小国ながらもなかなかの存在感を誇っているんですよ。
スパニッシュチェア|1958年|フレデリシア|ボーエ・モーエンセン
モーエンセンが自邸でゆったり寛ぐためにデザインしたのがこの「スパニッシュチェア」。家族とともに足繁く訪れたスペインのアンダルシア地方に古くから伝わる、伝統的な一枚皮革の椅子からインスピレーションを得たものです。
幅広のアームはサイドテーブルとしても使用することができ、モーエンセンの粋な計らいを感じることができます。時が経ち伸びてきた皮革は、座面後ろのベルトを締めることで新品のような張りを持たせることが可能です。
ハイクソファ | 2015年|フレデリシア|ガムフラテージ
目にした途端、思わず手を伸ばして腰掛けてみたくなる、丸くて愛らしいソファ。このソファを手がけたのはデンマーク人とイタリア人の建築家ユニット「ガム・フラテージ」。
北欧デザインのミニマルで洗練されたフォルムの中に、イタリアデザインのグラマーなエッセンスを感じることができるでしょう。
シンプルな一つのソファにまるで俳句のように奥の深い世界観を込めたことにより「HAIKUソファ」と名付けられました。
北欧のデンマークについて
私たちスカンジナビアンリビング&フローリングの故郷、デンマークの大きさはなんと九州とほぼ同じ。ドイツの上にまるで小さな帽子のようにちょこんと乗っているユトランド半島と、首都コペンハーゲンのあるシェラン島をはじめ500以上もの島からなる北欧最小の国です。
バイキングの末裔であるデンマーク人の話す言語はデンマーク語。発音が難しく独特なため、北欧諸国では「早口言葉が世界一難しい」、「まるでホカホカのジャガイモを頬張っているかのような音」などとユーモラスに表現されたりもします。
ご存知の方も多いかもしれませんがデンマークには王室があり、現在の君主は国民の絶大な人気を誇るマルグレーテ2世です。
マルグレーテ2世は女王であるだけではなく服飾デザイナーとしても知られます。